いわきの砂浜は大丈夫なんでしょうか
東電からの報告をもとに様々なことを発表をしている国。
これまで、重大な事実(例えばメルトダウンとか、汚染水が入れても入れても貯水場がいっぱいにならないことから推測される漏水とか)を、とっくにわかってたくせに隠していたと思われるようなことが頻発しています。
これで「信じろ」というのも無理な話で。むしろ、もっと重大なことを隠してるんじゃないかと疑心暗鬼になります。
疑心暗鬼ってのは、疑いの気持ちを持っていると、暗闇の中に居もしない鬼が見えるという意味ですが、今回の場合、国の言うことを信じてまっていたら、突然、「こんにちわ」とばかりに、あっけらかんとテレビニュースでメルトダウンのような鬼が紹介されたりする。
「ほとんどの燃料がメルトダウンしていたことがわかりました」でも、驚いたのに、「3/12にはそうなっていた」で驚き、さらに「2,3号機も同様にメルトダウン」でまた驚き。
それが、昼のニュースあたりで、昼ご飯を食べている時に、そんなニュースが紹介されるんですから。
ほとんど、ニュースキャスターのとなりに、ニコニコ笑った鬼が座っていて、「きょうは、メルトダウンさんにスタジオにお越し頂きました」のような雰囲気で、平然と怖いニュースが流れるという。
海が怖いことになっています。漏出した汚染水は時間とともに拡散するとの当初の話でしたが、福島近海の海底に放射性物質がたまっていることがわかっています。ということは、これは、砂浜は大変ですよね。放射性物質を含む海水が、打ち寄せては渇かされ、打ち寄せては渇かされしているわけで。海水浴どころか、福島県の太平洋岸の砂浜に子供を近づけないように、緊急命令を国は出すべきではないでしょうか。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/05/2011052701001170.htm
鬼さんたちの登場のあまりの頻繁さに、福島の人は、対応が間に合わなくなっているように思います。県民が気づかないからと、かなり怖い状況が放置されているのではないでしょうか?
家内に、「今年のお盆には、子供を連れていわきに帰れるかなあ・・・」と相談したら、「今年のお盆っていうか・・・・・。セシウムとかストロンチウムとかプルトニウムとか、そういう半減期が長い物質が漏れて、まだ拡散してるんなら・・・・・、子供は・・・・・・」。
私の家内は優しいので、私が悲しい顔をしているのを察して、それ以上は言いませんでした。