政府は川内原発事故に備えた万一の場合のプランを地域に示すべき | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

政府は川内原発事故に備えた万一の場合のプランを地域に示すべき

 今回の被災地は、南西の方向の至近距離の場所に川内原発を抱えています。今のところは大丈夫と報道されていますが、万が一、そちらでも大きな揺れがあった場合は、北東の方向へ逃げようとする人たちの間でパニックが予想されます。


 それを防ぐ方法は大きくわけて二つあると思います。


 一つは、「そんな危険が予想されるなら、いっそ、川内原発を止めること」。もう一つは、「万が一に備えて、効率的に安全に避難する方法を確立し、政府が責任をもって地元の人たちに示すこと。


 前者は、急激な電力不足を生みかねず、逆に危険である可能性があります。ならば、後者の手を打つ必要があると思います。


 東日本大震災では、避難しようとする人たちが自家用車を使ったために大渋滞が発生し、パニックになりました。今回は、まだ原発危機は起こっていないのですから、今から、パニックにならないための方法を示しておけば、東日本大震災の時のようなことは起こらないと思います。


 そのためには、「万一の場合に備えて、北東に逃げるための輸送路を少なくとも一つ、最優先で確保しておくこと。そのために、復旧作業の人員をその輸送路に集中させること」「あらかじめ、事が起きた時のためのバスや、大人数が乗れる車を確保し、その時に誰がその車に乗るかも決めておくこと」「川内原発で事故が起きた時に、どの範囲まで避難すればとりあえず放射能の被災は避けられるかを、明確にしておくこと」


 この3点が必要ではないかと思います。


 地元の人は、口には出さなくても心の奥底に「川内原発で事故があったら」と不安に思っているのではないでしょうか。政府は、この議論にフタをすることなく、「その時は、こうするので大丈夫」という具体的なプランを示すべきだと思います。