清宮選手擁する早実がいわきに来ます | いわき市台風被害掲示板★南相馬、浪江町、双葉町、錦、勿来等

清宮選手擁する早実がいわきに来ます

 来る11月20日(日)の10時から、いわきグリーンスタジアムで、清宮選手擁する早実が野球の試合をします。相手は、磐城高校です。

 私の母校・磐城高校が、創立110周年を記念して試合をします。

 入場は無料、事前の申し込み等も一切不要ですから、野球少年の皆さん、是非、見に来てくださいね。磐城高校に関係ない人でも、まったく構いません。来年春の選抜に出場する早稲田実業の選手たちに、ぜひとも激励の言葉をかけてあげてください。

 

 この日は2試合やりますから、遅くなっても大丈夫です。(でも午後3時を過ぎたら次のイニングに入らないので、注意してください)

 

 磐城高校の記念試合ですが、今回の早実招待は、わが校OBの「地元の野球少年に、日本最高レベルの野球を見せたい」という思いがこもっています。

 

 これまで、いわき市には、中大時代の島袋投手(興南高ー中大ーソフトバンク)や、早大時代の有原投手(広陵高ー早大ー日本ハム)、茂木選手(桐蔭学園ー早大ー楽天らが、野球教室で来ています。わたし、いずれの時も、裏方のお手伝いをしていました。

 

 島袋投手が来た時には、地元の野球少年を打席に立たせて、島袋投手自身の球を打たせてくれたんです。子供たちは喜んでましたねえ。

 

 10人ほどの選ばれた子供たちが、数球ずつ打たせてもらったんですが、なかなか前に飛びませんでした。ところが、最後の一人の選手がセンター前にヒットを打ったんです。子供たちはものすごい盛り上がりでした。

 

 その時にバックネットの裏で見ていたら、親御さんたちがみんななぜか泣いているんですね。「なんで泣いてるんですか? 打ったのに」と一人の親御さんにうかがいましたら、その方が「震災以降、ずっと暗い顔をしていたから、子供たちがあんなに嬉しそうにした顔を初めて見た」というんですね。そうかあ、そうだよなあ、と感慨深かったのを覚えています。

 

 あの時は、島袋選手に、ピッチャーの子たちは投げ込みをみてもらったんですが、その中で「頑張れよ」と声をかけられた子の一人が、その後、甲子園に出場したのです。楢葉町からいわきに避難していた楠研次郎くんという子で、東海大相模の一番打者として甲子園に出場し現在は富士大で活躍しています。

 

 私は、母校が甲子園で準優勝し、その地元でのパレードを見て「野球ってのはすごいんだなあ」と感激したのを今でも覚えています。

 

 島袋君から自分の仲間がヒットを打ったり、ピッチングを褒められたりした子供たちは、きっと一生、そのことを忘れないと思います。

 

 これから野球を始める多くの少年、少女の皆さんに、今回、ぜひとも清宮くんの姿を見に来てもらいたいです。

 

 実行委員長を務める関根匡さんは、「茨城からも、会津からも、福島からも、相馬方面からもぜひ見に来てほしい。一万人来てもちゃんと入れます」と言っていました。入場無料なので、たくさん来てください。(ゴミ集めが大変なので、ごみは必ず持ち帰ってくださいね)